会派活動
2011年1月1日
会派の姿勢
私たちは、2名の会派です。
宝塚市議会では、議会の円滑な運営を図るために、「議会運営委員会」を設置していますが、この構成会派は、申し合わせで3人以上としているため、委員を出すことが出来ません。
しかし、開かれた議会を目指すため、どの委員会も傍聴することや、委員外議員が発言することも認められており、「オブザーバー」として出席しています。
私たちは、「会派」とは、政治理念を同じくする政策集団と考えます。
従って、「平和・自由・平等・共生」を理念とした社会民主主義を掲げる党に属するため、政治理念は殆どが同じで、協力して市議会で活動をしています。
議員として更なる資質の向上を目指し、研修会や学習会、また他自治体議員との勉強会や意見交換会も(党員のみならず、無所属議員や県外の議員とも)行っています。
今年度は、「まちづくり政策と条例の制定について」の研修会、「新名神高速道路について」の勉強会などに参加しました。特に、「スクールソーシャルワーカーの導入」については、議会内勉強会を開催し、他会派議員に参加を呼びかけました。
また、「兵庫県立定時制高校の統廃合について」「朝鮮高校の無償化問題について」も取組んでいます。
2010年11月5日
まちの活性化には待ちの姿勢より仕掛けが必要
2010年11月5日に社団法人「日本経営協会」主催で、「地方議会のためのまちづくり政策と条例制定」の議員研修会(大阪科学技術センター)があり、同僚の大島議員と参加しました。
講師の瀬田史彦氏(大阪市立大学大学院准教授)は、「人口減少に向かう我が国では、これまでの都市計画を転換する時期に来ている」と指摘し、先進地の事例を紹介しながら、「どんなまちが良いまちなのか」を話されました。今回の研修を、今後の宝塚のまちづくりの参考にしていきます。
◆富山市のまちづくり基本方針◆
「鉄軌道をはじめとする公共交通を活性化させ、その沿線に住居、商業、業務、文化等の都市機能を集積させることにより、公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトなまちを実現する」と謳っています。
その誘導策として、公共住宅の建設や事業者や市民への住替え等に対する補助金交付などの支援事業を実施しています。
宝塚市でも、駅前再開発の効果が図れず、アピアを始め中心市街地の衰退が懸念されます。活性化は待ちの姿勢ではなく、仕掛けが必要だと思いました。
◆神奈川県真鶴町の事例◆
ここは水源を他に頼っているため、バブル期のマンション建設・宅地造成ラッシュの際には「20戸以上の開発に対しては給水を行わない」とする条例を制定しました。
また、観光資源である自然景観と観光産業を守るため、景観を損ねる開発を規制する「美の条例」と言うまちづくり条例を制定しました。これは大規模開発に対して行牧や市民との話し合いを義務づけたものです。
宝塚市でも南口周辺でマンション建設がどんどん進められ、第一小学校が定員超過になっています。地域によっては開発規制の強化が必要です。