議会リポート

2008年9月29日

梶川 みさお

それでは、請願第30号後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書の提出を求める請願について、紹介議員を代表して趣旨説明を行います。

請願者は、神戸市○○○、○○○会長、○○○さん、宝塚市○○○、○○○代表世話人、○○○さんです。

この○○○とは、会社等を退職した人たちでつくる組合であり、全員が60歳以上の熟年者です。この制度については、既に多くの議員が問題点を指摘していますので、請願の趣旨の朗読は省略させていただきますが、多くの国民、特に高齢者の多くが反対の声を上げています。

舛添厚生労働大臣が9月19日に、1年をかけて新たな制度を検討する考えを固めたと言われています。内容は、年齢区分はしない。年金から天引きも強制しないなど、制度の問題点を認識してのものだと思われます。

麻生新総理も同じ考えで、1年をかけて検討するとのことです。これは、まさしく衆議院選挙を意識してのことだと思いますが、多くの国民が望むような改善はとても期待できません。

そこで、以下の項目について請願いたします。

後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書を政府に提出してください。

以上、しかるべき委員会に付託の上、全会一致で採択いただきますようお願いします。

次に、請願第33号朝鮮学校中級部の児童保護者就学補助金の増額を求める請願についてでありますが、紹介議員を代表して趣旨説明を行います。

請願者は、尼崎市○○○、学校法人兵庫朝鮮学園尼崎朝鮮初中級学校校長、○○○さん、宝塚市○○○、宝塚市○○○会長、○○○さん、宝塚市○○○、○○○兵庫県宝塚支部支団長、○○○さん、宝塚市○○○、○○○教会牧師 ○○○さん、宝塚市○○○、○○○労働組合執行委員長、○○○さん、宝塚市○○○、兵庫県○○○支部長○○○さん、宝塚市○○○、○○○の会代表 ○○○さん、宝塚市○○○、○○○支部常任委員会委員長○○○さん、宝塚市○○○、○○○連絡協議会議長○○○さん、以上です。

朝鮮学校は1945年8月に朝鮮半島が日本の植民地から解放された直後から開設され、63年の歴史を持っています。しかし、学校運営費のほとんどが保護者からの寄附金によるため、その運営は非常に厳しく、2002年3月には、宝塚朝鮮学校初級部が閉鎖され、56年の歴史に幕を閉じました。

この背景には、義務教育が無償の国で、また民族教育を無償で保障すべきとうたっている子どもの権利条約を批准している我が国が朝鮮学校を各種学校扱いにして、さまざまな法的保障から除外しているからです。

宝塚市は他市に先駆けて、初級部の児童保護者に対し、年間14万円の補助金を支給していますが、中級部においては4万8,000円のみとなっています。

そこで、保護者の負担軽減と朝鮮学校の存続のために、以下の項目について請願いたします。

朝鮮学校中級部の児童保護者就学補助金を増額してください。

以上、しかるべき委員会に付託の上、全会一致で採択いただきますようお願いいたします。