議会リポート
2009年3月2日
梶川 みさお
社民党議員団の梶川みさおです。
議案第36号平成20年度宝塚市一般会計補正予算(第5号)、定額給付金等給付関連予算について賛成の討論を行います。
賛成討論ではありますが、この定額給付金については多くの問題があり、そのことをまず指摘したいと思います。
- 2兆円もの税金を国民に配るのに、その事務費等で約8,400億円の税金が無駄に使われること
- 経済効果を図るというのが目的と言われますが、1人1万2,000円、1回切りではほとんど効果がなく、単なるばらまきであり、国民の7割以上の人が雇用対策や社会保障などに使うことを望んでいること
- 各自治体はただでさえ人員不足で本来業務にも四苦八苦しているときに、こんな仕事を押しつけられて本当に困っている
と思います。強く求めている方々は、そのことを認識していただきたいと思います。
社民党はこの制度については基本的に反対の立場を表明し、国会でも反対をしてきましたが、しかし、数の力で強行され法律が決まる現状では、今後全国の国民に配布されることになるため、私たちが反対して宝塚市民だけが支給されなくなることは避けなければならず、やむを得ずこの議案に賛成することを述べまして、賛成討論といたします。
以上です。