議会リポート

2004年6月22日

大島 淡紅子

議案第62号執行機関の附属機関設置に関する条例の一部を改正する条例について、社民党福祉連合を代表して反対の意見を述べさせていただきます。

まず、総務常任委員会の質疑では宝塚市学校改革審議会委員の構成に関して、当局は公立学校の学校選択制及び2学期制を導入する場合、教育の現場で直接影響を受ける教職員を公共的団体の代表として検討すること、そして何らかの形で子どもの意見を聞く場を設けるという方向を示されたので、その点に関しては評価したいと思っています。

しかし、学校選択制は制度自体が義務教育の思想に相反するものであり、また市民への周知がほとんどなされていないのに、たった6、7回の審議、ほぼ半年間で導入を左右されてもよいものでしょうか。その上、教育委員の会議の専決処分として委員数を減らされた件に関して、市長部局が圧力をかけたため変更せざるを得なかったという疑いには明確な説明を得られず、納得できない点が多々ありました。教育の独立性を確保するために賛成すべきではないと考え、反対いたします。

以上です。